Production Period / 1945-1963(SN:145,352-218,854)
The Martinは、1945年から1963年頃まで製造された、Martin社の代表的なモデルの一つです。
以前のハンドクラフトモデルから大幅に進化した設計を持ち、パワフルな音色と洗練されたデザインとなっています。
例えばネックの調整ネジは横向きから前面に配置され、キーガードやテーブルキーのデザインもより快適な操作を追求した設計に変わりました。また左手親指部分が平らになり、よりスムーズな演奏が可能になった点も特徴的です。
サウンド面では、芯がありパワフルで鋭い音色が特徴です。
力強いトーンは、特にジャズやファンクの演奏においても最適です。
加えてヴィンテージサックスならではの暖かみも感じられ独特の味わいがあります。
現行モデルとの違いは、軽量でフィット感に現れています。
ヴィンテージ特有の操作性の悪さも感じられません。
The MartinはMartin社の歴史を象徴する名器であり、その進化の過程を感じられる一台です。パワフルな音色とクラシックなデザインは、ヴィンテージサックス愛好家や特別な音色を追求するプレイヤーにとって、見逃せない魅力を持つ楽器と言えるでしょう。