Production Period / 1915-1925(SN:32,500-34,999)
C.G. Conn New Wonder C Melodyは、1915年から1922年にかけて製造された希少なサックスです。
一般的なアルトやテナーとは異なり、C調(コンサートキー)で調律されているためピアノと移調せずに演奏できるのが特徴であり、名称の由来です。
1920年代のアメリカでは家庭での音楽演奏用として人気がありましたが時代とともに需要が減少し、現在ではほとんど見かけることのないモデルとなっています。
サウンドはアルトよりも落ち着いており、テナーほど低音が強調されない柔らかく穏やかな音色が特徴です。
1920年代のジャズやクラシックに適した響きを持ち、現代のサックスとは異なる独特のキャラクターを備えています。
現行のサックスと比べると、サイズ感やキーのレイアウトに違いがあり演奏には少し慣れが必要です。
C Melodyはアルトよりも管体が長くテナーよりコンパクトですが、ベルの形状やトーンホールの配置が独特で息の流れやレスポンスが現行のサックスとは異なります。
また、マイクロチューニングシステムが搭載されておりネック部分で細かいピッチ調整が可能ですが、現行の楽器には見られない機構のため扱いには慣れが必要です。
さらに、キーのレイアウトも現行モデルと違い、特にG♯キーやサイドキーの配置が独特で指のポジションに違和感を覚えることもあります。
このモデルは、1920年代の音楽文化を象徴する貴重な楽器です。独特な演奏感とサウンドを持ち、ヴィンテージサックスならではの魅力を楽しめる一本と言えるでしょう。
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